IH調理器は電気で発熱をするため安全性が高いです。ガスコンロの火は安全性の面で非常に心配があると思いますが、IH調理器具は火を使わないという安心感があります。またIH調理器は吹きこぼれしてもガス漏れする心配はありませんし、空焚き防止機能もついています。また、調理中に地震が発生しても火が燃え広がる心配がないので、災害時の安全性も高いです。地震でガスが止まると復旧するまでに時間がかかりますが、電気は比較的早く復旧するので、生活に支障が出にくいのもメリットです。
IH調理器は100Vのタイプだと火力が弱めですが、最近のIH調理器は200Vのものが多く、200Vならかなり火力が強いです。200VのIH調理器ならお湯が沸くのが早いですし、炒め物も素早く作れます。またIHクッキングヒーターは鍋自体が直接加熱されますので熱効率が高く、お湯もスピーディーに湧き上がります。さらに火がないので夏でも涼しく調理でき、冷房の光熱費も節約できます。
IH調理器は表面がフラットなのでとても掃除がしやすく、掃除にかかる時間をかなり短縮できます。布巾でさっと拭くだけで綺麗になりますので、掃除も楽しくなります。またIH調理器は燃焼を行わないので二酸化炭素が発生せず、室内の空気が汚れません。ただ、IH調理器はガスコンロと比べて上昇気流が弱く、水蒸気が溜まりやすいので、結露やカビを防止するためにも調理するときは必ず換気扇を回しましょう。
省エネで快適な暮らしを支えてくれるエコキュートは、大気の熱を利用して熱エネルギーを作るヒートポンプ式の給湯機です。投入した電気エネルギーの3倍以上の熱エネルギーを得ることができ、効率良く経済的にお湯を沸かすことができます。またエコキュートの冷媒は、自然冷媒の二酸化炭素で、地球に優しく無毒で可燃性もなく理想的な冷媒といえます。
エコキュートはこれまでの給湯システムよりも高い効率性を持つ給湯システムです。そのため、そもそも消費するエネルギー量自体も小さいのですが、深夜電力を活用することでさらに経済的にお得な点があります。オール電化住宅の場合、昼間の時間帯の電気代がオール電化でない家庭と比較して高く設定されていますが、その分深夜の電気代単価はかなり割安に設定されています。